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リンパ浮腫のリスク

リンパ節に転移していたことで、腋窩郭清をしました。

その場合、リンパ浮腫のリスクがあがります。

2008年の日経メディカルの記事によると、乳癌手術の後、リンパ浮腫を発症していた人が半数に上ることが明らかになったとのこと。

リンパ浮腫に影響を及ぼす因子は、肥満(BMI≧25)、術式(拡大乳房切除術)、補助療法(なし)、リンパ節への照射(あり)、予防教育(なし)であることが分かった。

理想体重、キープせねば〜

リンパ浮腫の合併症である蜂窩織炎という感染症を発症した患者は、分析ができた1269人のうち201人(15.8%)で、このうちリンパ浮腫を再発した患者が61.2%に及んだ。北村氏は「蜂窩織炎によって、あらたにリンパ浮腫が発症する例もあり、蜂窩織炎の阻止が予防教育では重要である」と述べた。

だからリハビリの先生は、蜂窩織炎にならないように細々注意事項を説明してくれたわけですね。

それにしても…

もしかして、こっちの方が癌より大変なんじゃないだろうか?と憂鬱になります。


術後 四日目

深夜、ふと目が覚めてトイレに行っとこうかなと思ったら、あれ?ベッドのリモコンに手が届かない!

そういえば昨日、子供たちがお見舞いに来てくれて、最後にベッドを下げてくれたんだった!だからリモコンは足元の方に…

まずい。起き上がれない〜と苦笑い。

なんとかズルズルと下に身体をずらして、足を使ってリモコンを手元に。

やれやれと起き上がって布団を見ると…出血!?

もしやドレーンから漏れてる?

ずれる時、踏んだ?

自分では原因はわからないし、仕方ないのでナースコール。

すぐに看護師さんが来てくれて、

「あー、ちょっと脇のとこから漏れてますね。大丈夫ですよ。ガーゼ持って来ますね!」

と、テキパキとガーゼを当ててくれて、シーツの上にも臨時の防水カバーみたいなの敷いてくれて、お着替えできますか?と聞いてくれた。

見ると、パジャマ上下とも血で汚れてる。

あちゃ〜と思いつつ着替えて、汚れたパジャマを深夜の洗濯。

なんとか落ち着いてまた寝ました。

ほんと、いろいろあるなぁ…

そこから2時間ほど起きていてまた寝て、朝起きると痛みが。

朝の看護師さんが、ガーゼ交換してくれて痛み止めも頼みました。

まだまだ痛いのかな。そろそろ普通に起き上がりたいんだけどなぁ


術後 三日目

なぜか発熱。38.4度まで上がる。

傷も相変わらず痛い。

同時再建でエキスパンダー入れたけど、これ本当にした方が良かったのかな?確かに喪失感はないけど、三ヶ月後にもう一度切るなんて…

しかも、耐久性がないから10年か20年かわからないけど、また切らなきゃいけないなんて。

ぺったんこでも良かったんじゃないの?

痛みが強いと、後悔してしまいそう。


術後二日目

朝から結構元気

下半身だけシャワーも浴びれた。

割と長い距離を歩いて、麻酔の先生との術後説明もした。

痛みは…やっぱり多少あるけど、ロキソニンを飲むと収まる。

シャワーのとき、傷跡と脇の下を鏡で見てみたけど、かなりえぐれてる…。まぁまぁのホラー具合でした。仕方ないけど。

夜、リハビリの先生から「リンパ浮腫」についての注意について説明があった。

対策をまとめた冊子をもらったんだけど…もう注意事項が多すぎて。

なんだか一気に病人になった気分。

ちょっと前まで、健康体だったのに…

たまたま隣の病室に、リンパ浮腫の手術で入院してる人がいて話を聞くと、リンパ節を静脈につなげてリンパ液を流し込む手術を受けたと話してくれました。乳がんの手術自体は3年前だって。

なんだか一気に気分が落ち込んだからか、夜ずっと傷跡が痛くて、夢にうなされて眠れず、夜中に痛み止めもらってようやく寝ました。


術後一日目

朝ごはんは完食

10:30 導尿カテーテル抜けて、パジャマに着替え。だいぶスッキリ。でも暑い。

昼ごはんは…食欲なくて1/3くらい食べました。

痛かったので、もう一度痛み止めをもらって飲む。

フロア一周、看護師さんに連れられて歩いてみる。意外と平気。

でも体力落ちてる。風邪をひいた時みたいな感覚。まだ微熱があるから、それでかも。


手術

朝から。

リンパ節に転移してました。7mmだって。

そっか〜

なかなか期待通りにはいかないか


入院 二日目

朝から採血。

朝ごはんは完食。

9:30 血圧測定と検温。

そしてシャワー!気持ちいい〜

11:30 センチネルリンパ節生検(RI法)のため、おっぱいに注射。

まずは麻酔の注射を2回打つんだけど、「少し痛いですよ」って。でも歯医者の麻酔より痛くなかった。

その後、本来の注射を5箇所。麻酔が効いているので全然痛みなし。

服の上から10分間マッサージしといてと言われたけど、部屋に帰ると昼食が来ていたので、そこそこにして昼ごはん食べちゃった。

13:30 麻酔科医から手術の説明。

15:30 センチネルリンパ節生検撮影。40分ほど

その後形成外科で3Dカメラを使っておっぱいの写真撮影。ハイテクでびっくりです。

固形物を食べられるのは21:00まで。水分は明日の6:00まで。


入院 一日目

今日から入院。

初日は…することない!

暇です。身体も元気なわけだし。

ひたすらスマホのゲームとネットサーフィン。(そしてブログ投稿)

持ってきた小説でも読もうかな。


乳房再建に向けて形成外科の先生の説明

乳房再建についての説明を受けて来ました。

乳房再建にあたっては、いくつかの選択肢があります。

まずはそもそも乳房再建するかどうか。

これは保険も効くことだし、するに決定。

次に方法。

シリコンを入れるか、自家組織を使うか。

なるべく大げさにしたくないし、シリコンでいいやと思ってたんだけど少し衝撃の事実が。

どうやらシリコンの耐久性はそれほどないらしい。7年後に10数パーセント破損があるらしい。長くても20年までに入れ替えの必要が出てくるんだって。そしたらまた手術…

でも、自家組織の場合は手術時間が10時間くらいかかる上、入院期間も長くなる。なにより、身体の他の部分に傷が残る。

シリコンが破損したらどうなるかというと、まずは形が崩れるので気がつけるらしい。やはり早めに入れ替えが必要で1〜2週間以内で入れ替えって…

結構それはそれで大変だなぁ…

それから、乳頭と乳輪も再建する場合はさらに1年後に手術。その手術をする人は半々くらいだそうです。

そうかぁ…半々かぁ。

ちなみに、どうやって再建するか聞いてみると、乳頭(乳首)は反対側の胸から半分切り取って持ってくる。乳輪は、太ももの付け根(内側)から。色が近くて皮膚も余っているからなんだって。

ツギハギでいよいよフランケンシュタインだなぁ…。(涙)

乳輪乳頭まで再建するかどうかを決めるにはまだ猶予があるので、もう少し考えたいと思います。


非浸潤性乳管がんステージ0ほぼ確定

夫と一緒に、説明を聞きに行きました。

ほぼ予想通り。

今のところ転移もなし。

非浸潤性乳管がん、ステージ0。

非浸潤!

さすがにそこまでは期待していなかったけど…。

つまり、本当に超初期の乳がんだったということ。

ただ、残念なことに(非浸潤の乳がんにはあることらしい)広い範囲にまたがっているので、やはり全摘出。乳首の反対側にもあるので、乳輪と乳頭も一緒に切除したほうがいいと。

それはもうしょうがないです。

命のほうが大事だし。

さらに、がんのタイプも大人しい癌の可能性があります、と。

女性ホルモンをエサとして増殖するタイプの癌らしく、ホルモン療法をすることになりそう。

この日、入院日と手術日がその場で決まりました。

ただ、癌って結局、切除した組織を解剖してようやく最終結果が確定するみたい。

診断結果が良いことを祈るしかないです。


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