日常

次の検査まで、取り急ぎすることもなく夏休み中。

子どもが抱きついてきた時なんかに、ふと
「もうこの膨らみは味わえないかもよ〜」
と心の中で思ったりする。

やっぱりシリコンて、人工的な感触なんだろうか。

ほんともう、おっぱいの役割は終了したと思ってたんだけどなぁ。

もっと小さい子がいる人なら、もっと切ないだろうな。

夫は…たぶん平気(笑)

だって胸よりお腹を引っ込めなきゃね。

話題のポケモンGOをダウンロードしてみた。
これでウォーキングのモチベーションあがるかな。


大事な話?

子ども達があんまりにもお手伝いしないで散らかすばっかりなので、ちょっと苛立ってしまった。

「ちょっと大事な話があるから座りなさい。お母さん、入院するかもしれないけど、そうなったら自分で自分のことしないとダメなんだよ」

もう少し驚くとか不安になるとかするかと思えば全くへっちゃらで、「じゃあ毎日カップラーメンにする!」と堂々の宣言。

「それじゃ体壊すでしょ。」と言ったら

「じゃ、2種類を代わりばんこにする!」

いや、そうじゃなくて。

なんか、もっとこう…

子どもに話すタイミングをよく考えてとか、必要だったのかもしれないと思いつつ、結局どのタイミングでも、こんな感じで肩透かしくらってたかも…と。


痛い

胸に痛みがある。

さすがにこれは気のせいじゃない。

初期と言われていても、痛みがあると不安になる。

大丈夫なんだろうか?


スケジュールのイメージ

なんせ、今後のスケジュール感がよくわからない。

ネットで検索。

姫路赤十字病院のサイトに「治療の流れ」が載っていた。

わかりやすい。

手術の時は入院なんだ…。そりゃまあ確かに日帰りは無理そうです。

あとは化学治療の最初だけ入院。一泊二日。

その後は意外と通院でなんとかなりそう。

そのページに興味深いことが書いてあった。

必ず行うこととなる選択

  1. 温存しますか? 全摘しますか?
  2. 全摘をするとして、再建をしますか?

ただ「温存できない方がおられます。」の条件の一番目、「2つ以上のがんのしこりが、同じ側の乳房の離れた場所にある場合」に残念ながら該当してる。

もう選択の余地なしということです。

…なかなかショックな気もするし、選択しなくていい分ラクな気もするし。(下手に残すと、爆弾かかえてるような気持ちになって不安になってしまうかも)

ともかく、あとは2つ目の選択ですが…

これはまあ再建しときたい。

やっぱり温泉入りたいし。

再建の方法は…先生にまかせるしかないよね。


休み

私のママ友に、癌をわずらった人がいます。

知り合った4年前くらいは本当に痩せてて痛々しくて、歩くのも杖をつきながらゆっくり…という感じで、子供がいるのに本当に大変だなあと思ってました。(とても明るいママで、話している時はそんなこともすっかり忘れちゃうような彼女なんですが。)

この連休に久々会ったら、なんだか前よりも元気。杖もついてないし…。

そうか…

今は癌だからといってすぐに死んじゃうわけじゃないんだよね。

軽く考えるわけじゃないけど、でもなってみると意外と普通の病気と一緒というか…


再スタート

初診受付を済ませ、まずはマンモグラフィー。

診察。

とても優しそうな先生。説明もわかりやすい。

簡易エコー。

「マンモグラフィーで写ったところと違うところにしこりがあるので、ちょっとあれ?という感じだったんですが、改めてマンモグラフィーを見てみると、ここにも小さい石灰化がありますね。これが見えたんだと思います。もしかしたら、初期なんですが、広がっていることが考えられます。少し気が早いのですが、もし広い範囲にあるということなら全摘したほうがいいという場合もあって、その場合は乳房再建のご案内もまたしていきたいと思います。」

他にももっと色々と丁寧に説明してもらえた。

その後の精密検査の予定を決める。

7/28 呼吸機能検査、CT、表在エコー
8/1 RI検査
8/3 MRI
8/5 ステレオマンモトープ
8/6 傷チェック
8/26 結果説明

そして手術に向けて今日できる検査はしておこうということになり、

採血
耳たぶ切って血が止まるまでの時間測定
心電図
胸のレントゲン

何かのゲームみたいだなぁ…

スタンプラリーぽい

ともかく、新たにスタートを切れたことで、今日は明るい気分

そりゃまあ…全摘はショックだけど。

こんなことになる前は、命の方が大事なんたがら、とっとと全摘しちゃえばいいじゃない!と思ってたんですよね。

アンジェリーナジョリーのニュースでさえ、私でもそうすると簡単に思ってた。

けど、いざ実際にそうなると思って考えると、具体的な問題が色々と浮かんできて。

温泉入りづらくなるのかな〜とか、色々ツギハギな身体になっちゃうな〜とか。子供もおっぱいない裸みたら衝撃受けるんだろうなとか。

ケロイド体質だから、傷跡はすごいことになると思うし。

まあ、とはいえ命最優先なんだけど。


いいのかな

新しい病院へ行くのは7/15

かかる予定の先生の勤務日程の影響

こんなにゆっくりしてていいのかな。後で後悔しないかな。

でもどうしようもない。

脇の下が痛い。

リンパ節転移だったらどうしよう。

進行の早い乳がんだったらどうしよう。

あ、一つ前の記事と同じ内容になってる(笑)
それでも今日はランチに行く。

日常は楽しいし、ずっと暗い気持ちでもないし(むしろ時々思い出してちょっと心配になるレベル)

悠長に構えすぎかな。


痛み

○○総合病院には、7/15に行くことになった。

また一週間あいてしまう。

このタイムラグは大丈夫なんだろうか・・・。

早く、がんのタイプを知りたい。今の状況を知りたい。

それまでに勉強しておかなくては・・・。

胸の中に癌があると思うと、気のせいか時々痛みを感じる。(たぶん気のせい)

実はとても進行が早くて、どんどん大きくなっているんじゃないかと不安になる。

早く治療してしまいたい。


細胞診の結果

電話で転院希望の話をしてあったので、看護師さんが先に内容確認をしに来た。

「近いという理由だけで病院を選ばないほうがいいと思います」と言われ、確かにそれはそうだと思いつつ「お世話になっている先生がいるので」と付け足した。

看護師さんはすぐに「それならもう決まっているんですね、わかりました」と優しく言ってくれた。

院長先生の診察に呼ばれ、もう一度転院について聞かれた。

「○○総合病院には、石灰化を調べる装置がないかもしれませんよ。大きな大学病院でもないとこあるから・・・。先方にはもう予約入れてるんですか?」と言われた。

「実は、もう先方の先生にお願いしてありまして・・・。」

と言ってようやく「わかりました」ということになった。

別に不信感があって転院したいわけではないんだけど、何度も「うちは凄い」と自画自賛されると、なんだかちょっと?という気持ちにもなってしまってたことも事実。

どちらにしろ、信頼している病院が近くにあるのだから、そちらに行くほうが私自身の負担が少ないことは明らか。まだ育児も手間かかるし。

そして。

そんなことより大事なのは、細胞診の結果。

とっても簡単に、一言だけ言われました。

「悪性の疑いが強い」

これは・・・まだ確定と言えないのかな?でももう私の中では確定。

待合室で転院についての説明を看護師さんから受けている時に、その看護師さんが

「結果が結果だけにショックだとは思いますが、気を落とさずに・・・」って。

覚悟してたからそれほどショックじゃなかったのに、その言葉でズシーンときた。


○○クリニックに電話

○○クリニックに、転院希望と電話をした。

看護師さんいわく、転院は院長先生の診察の上でないと認められないらしい。

ともかくMRIはキャンセルしてもらい、転院は7/8に診断の上決定してもらうことになった。


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