「 2016年09月 」一覧

生理食塩水追加

手術後、第一回目の追加。

手術の時にあらかじめ100ml入っていて、今日は40ml追加。

もっと痛いのかと思ってたら、磁石で針を探す位置を見つけてマークし、そこに注射針をブスッ。

2回にわけて、入れる。

診察時間、約10分。早…

膨らんだら、また痛みがでるかと思ったけどあまりわからない。

今日あわせて、5回くらいで終わると思いますとのこと。

胸、小さくて良かった。(笑)
(あとで、乳房再建における「Cカップ」は決して小さめではなかったことが判明)

腕はスパルタであげてって。肩が固まって動かなくなるから。お風呂上がりにするといいです、って。

退院時の注意事項に、まだ90度以上あげないでって書いてあったのに(^_^;)

よし!今日からリハビリがんばるぞ。


泣いた

退院して家に戻るとついつい動く。

でも今日はそんなに痛くない…。

昼ごろ、父が来た。

わざわざじゃなくて、母を迎えに行く時間を間違えたから、ちょっと時間つぶしさせてということで。ちなみに父は気を使って嘘をついて顔を見に来るようなタイプではない。

調子はどうだとか、あまり無理するなとか、一般的なやり取りのあと、今後の予定も簡単に説明しておいた。

乳房再建のために、先だけどもう一度入院することになると思うと話すと「それは治療とは関係ないじゃないか」と言われ、暗に(それをする必要あるのか?)と聞かれたのもわかり、それはそうなんだけど…と、ちょっと複雑な気持ちになる。

さらに抗ガン剤もすることになると思う、そうなると髪も抜ける、と話しているときに、私が極力明るく「まぁウイッグかぶるわ」と言うと、「そんなの要らんだろ!」と。

小学校は学校行事で人に会うことも多いし、授業参観なんかもあるし…と言っても、「帽子とマスクで行ったらいい。そんな見た目のことより、病気のことを最優先しろ!」と。

…この瞬間。

誤魔化してた自分の気持ちが溢れ、

「そんなん、当たり前でしょ!」

と叫んでしまい、涙が止まらなくなってしまいました。

それを見てさすがに父も慌てて「スマン、スマン」と謝ってました。

実は、乳がんがわかってからも、あまり泣いてません。

ちゃんと泣いたのは今日がたぶん2回目。

1回目は、リンパ浮腫の注意事項を聞いたあとに「私はもはや、健康体じゃないんだ。しかも一生そうなんだ。」と自覚した時。

たぶん、心のどこかで「泣くほどのことじゃない(たいしたことない、命の心配するほどじゃない)」って思いたいし、思ってるから泣かないんだと思う。

深刻だけどそこまで深刻じゃない。

でも、決して楽観視してるわけじゃなくて、大丈夫だ!って自分に言い聞かせてるんだって気づいた。


術後 七日目

退院を明日に控え、ドレーンも抜け身軽な一日です。

昨日の晩、リハビリの先生からリンパ浮腫についての続きのレクチャーを受けていた中で、私のリンパ節郭清はレベル1ということがわかりました。

…よかった。

リンパ節郭清はレベル1からレベル3まであって、


リンパ浮腫の手術

同じ病院に入院中のリンパ浮腫の手術を受けた方によると、手術は3〜4回受ける人が多いんだって。

半年くらいたったら、2回目するんだって。

リンパ管が細くなっちゃったらできないからって。


術後 六日目

突然。

ドレープ抜きます。明日以降退院可です!

えええ?突然すぎ。

以下、形成外科の先生からの注意事項。

マイクロなんとかテープを傷跡に貼ること。

一週間に2回くらい交換。毎日でも可。

傷跡に対して垂直になるように。

剥がす時は、傷跡に対して水平に剥がす。(皮膚、傷跡を痛めないように)

3ヶ月は貼っておくこと


術後 五日目

うっかり、腕が胸に当たってしまい激痛。

もうだいぶ痛みは無くなってきたと思ってたのに。

昼はひたすらヒマです。

普段はなかなかできない読書や勉強で時間つぶし。

下半身だけシャワー浴びれてすっきり。でも頭を洗いたい〜

と思ってたら、看護師さんが洗ってくれました!

一週間ぶり…すっきり。

ちょっと頑張りすぎたのか、夜になって発熱。37.5度の微熱だけど、寒気がする…。まずい。


リンパ浮腫のリスク

リンパ節に転移していたことで、腋窩郭清をしました。

その場合、リンパ浮腫のリスクがあがります。

2008年の日経メディカルの記事によると、乳癌手術の後、リンパ浮腫を発症していた人が半数に上ることが明らかになったとのこと。

リンパ浮腫に影響を及ぼす因子は、肥満(BMI≧25)、術式(拡大乳房切除術)、補助療法(なし)、リンパ節への照射(あり)、予防教育(なし)であることが分かった。

理想体重、キープせねば〜

リンパ浮腫の合併症である蜂窩織炎という感染症を発症した患者は、分析ができた1269人のうち201人(15.8%)で、このうちリンパ浮腫を再発した患者が61.2%に及んだ。北村氏は「蜂窩織炎によって、あらたにリンパ浮腫が発症する例もあり、蜂窩織炎の阻止が予防教育では重要である」と述べた。

だからリハビリの先生は、蜂窩織炎にならないように細々注意事項を説明してくれたわけですね。

それにしても…

もしかして、こっちの方が癌より大変なんじゃないだろうか?と憂鬱になります。


術後 四日目

深夜、ふと目が覚めてトイレに行っとこうかなと思ったら、あれ?ベッドのリモコンに手が届かない!

そういえば昨日、子供たちがお見舞いに来てくれて、最後にベッドを下げてくれたんだった!だからリモコンは足元の方に…

まずい。起き上がれない〜と苦笑い。

なんとかズルズルと下に身体をずらして、足を使ってリモコンを手元に。

やれやれと起き上がって布団を見ると…出血!?

もしやドレーンから漏れてる?

ずれる時、踏んだ?

自分では原因はわからないし、仕方ないのでナースコール。

すぐに看護師さんが来てくれて、

「あー、ちょっと脇のとこから漏れてますね。大丈夫ですよ。ガーゼ持って来ますね!」

と、テキパキとガーゼを当ててくれて、シーツの上にも臨時の防水カバーみたいなの敷いてくれて、お着替えできますか?と聞いてくれた。

見ると、パジャマ上下とも血で汚れてる。

あちゃ〜と思いつつ着替えて、汚れたパジャマを深夜の洗濯。

なんとか落ち着いてまた寝ました。

ほんと、いろいろあるなぁ…

そこから2時間ほど起きていてまた寝て、朝起きると痛みが。

朝の看護師さんが、ガーゼ交換してくれて痛み止めも頼みました。

まだまだ痛いのかな。そろそろ普通に起き上がりたいんだけどなぁ


術後 三日目

なぜか発熱。38.4度まで上がる。

傷も相変わらず痛い。

同時再建でエキスパンダー入れたけど、これ本当にした方が良かったのかな?確かに喪失感はないけど、三ヶ月後にもう一度切るなんて…

しかも、耐久性がないから10年か20年かわからないけど、また切らなきゃいけないなんて。

ぺったんこでも良かったんじゃないの?

痛みが強いと、後悔してしまいそう。


術後二日目

朝から結構元気

下半身だけシャワーも浴びれた。

割と長い距離を歩いて、麻酔の先生との術後説明もした。

痛みは…やっぱり多少あるけど、ロキソニンを飲むと収まる。

シャワーのとき、傷跡と脇の下を鏡で見てみたけど、かなりえぐれてる…。まぁまぁのホラー具合でした。仕方ないけど。

夜、リハビリの先生から「リンパ浮腫」についての注意について説明があった。

対策をまとめた冊子をもらったんだけど…もう注意事項が多すぎて。

なんだか一気に病人になった気分。

ちょっと前まで、健康体だったのに…

たまたま隣の病室に、リンパ浮腫の手術で入院してる人がいて話を聞くと、リンパ節を静脈につなげてリンパ液を流し込む手術を受けたと話してくれました。乳がんの手術自体は3年前だって。

なんだか一気に気分が落ち込んだからか、夜ずっと傷跡が痛くて、夢にうなされて眠れず、夜中に痛み止めもらってようやく寝ました。


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