再発リスクは手術検体を病理組織検査で調べて評価します。
【その際に参照するデータ】
ホルモン受容体(ER/PgR)の有無
Her2分子過剰発現の有無
組織学的グレード
KI-67陽性率
原発巣肉眼径および浸潤径
リンパ節転移の個数
脈管侵襲の有無
切除断端への腫瘍露出など
ちなみに、術後化学療法のメリットが少ない=化学療法をしなくとも治ってしまう と判断されるケースは実はあまり多くなく、早期の段階でも乳がんは再発リスクが比較的あります。それを小さくするために化学療法が行われる。
具体的に化学療法が不要な条件
ER/PgR陽性
Her2陰性
組織学的グレード1
Ki-67陽性率 低
原発巣浸潤径10mm未満
リンパ節転移なし
脈管侵襲なし
切除断端陰性
の全てを満たすなら術後化学療法は不要です。