300mlにさらに40ml追加し、合計340mlになりました。
元々切除した量が360ml。
先生は「一応これで元の量と同じになったんですが…」
心なしか、今日は注射針を押す力も強さが必要になってきているように感じました。
さすがにもうパンパン・・・。
そして「インプラントでしたっけ?」と聞かれました。
「そうなんですが・・・、それは自家組織にするか、インプラントにするかということですよね?」
と聞いてみました。
というのが、私の場合、かなり早い段階で「インプラントにする」ということになっていたので、どのタイミングまで方針変更できるのかイマイチ自信がなかったのです。
なので、この質問をされるということは、まだ変更可能ということかなと思って、念のため「今からでも変更可能なんでしょうか?」と聞いてみました。
「もちろん、どちらでもいけますよ」と先生。
やっぱり間に合う。
私「ちょっと迷ってるんです。それぞれメリットデメリットありますよね・・・?」
先生「おっしゃる通りですね。(説明のあと)まぁ・・・キレイなのは自家組織ですね。」
悩む。
先生「2週間で結論出せますか?自家組織なら、もう少し生理食塩水を追加したいので」
そうなんだ・・・。
インプラントのメリット
- 入れ替え手術が簡単で入院期間も短くて済む(身体にも負担が少ない=痛みが少ない)
インプラントのデメリット
- 破損や感染症の恐れがある。いずれ寿命が来て、差し替えの必要が出て来る(10~20年後の入れ替え再手術)データによると10年で約10%に破損がみられるとのこと。
自家組織移植のメリット
- 破損や感染症の心配をしないで済む(将来、切る必要がない)
自家組織移植のデメリット
- 手術時間が長く(4~10時間)、入院期間も長い(2~3週間くらい)
- 痛い!
- 背中に15~30cmの傷あとが残る
私の場合、帝王切開をしているのでお腹から移植するのは無理。
広背筋皮弁法(こうはいきんひべんほう)という背中の筋肉を血管のついたまま前にまわす方法。さらに乳房のボリュームを考えると、腰のあたりまで組織を取って移植する方法になるとのこと。
メンテナンスフリーというのは本当に魅力的。
でも、色々とネットで体験談を調べると術後の苦しみが2~3日続くと書いてある。
それはそれは辛そう。
全摘手術の時、後悔したもん・・・。
「一時再建なんてするんじゃなかったかも。もう一回切るなんて辛すぎる」って。
悩んで決めた結論は、やっぱりインプラントにしようかなということ。